不安にのみ込まれないための、とっても簡単な方法 その2

前回は、『ぬいぐるみ療法』をお伝えしましたが

今日は、身近にぬいぐるみなどがない時

人中にいる時など

どこでも使えるメソッドです。

 

それは、『ぐるりと周りを見回して、目が喜ぶものを探す』

 

私たちは、驚いたり、怖くてすくんだりすると、硬直してしまいますよね。

その固まった状態から、解放するために

まず、目を、そして首を動かしてみます。

周りにあるものを目で追っていくことで

今、ここ、この瞬間に戻ってくることができます。

 

不安になっている時は、たいてい考えの方に気を取られていますよね。

ああなるんじゃないか?

こうなったらどうしよう・・。

 

エネルギーが上に上がって

地に足がついていない状態になってしまいます。

 

前回もお伝えしたとおり、

そんな時には、脳の中の偏桃体から

「危険だ!」信号が発信されています。

 

そこで、ぐる~っと一周あたりを見回して

目が喜ぶものを探します。

 

壁にかかっている絵が目に入るかもしれません。

屋外なら、お花や、電線にとまっている鳥などが目に入るかもしれません。

(今まさに、電線でカラスが毛づくろいをしています。)

1つ見つかったら

自分がそれのどこがいいと感じているかを

意識してみてください。

例えば、カラスさん。

のんびり毛づくろいをしている様子が愛らしいな~ とか

そして、その良い感じを感じてみてください。

 

すると、どうでしょう?

今、不安を感じていますか?

「あれ、今は感じてない。」って気づきますね。

 

これには、ちゃんと理由があります。

脳の中の前頭前野というところが働いて

時に暴走しがちな偏桃体を、静めてくれるからなのです。

 

難しい話はやめておきますが

落ち着いて、冷静な判断をしてくれる

この前頭前野がよく働いてくれると

危険信号が鳴りやんで

不安でドキドキするような

身体の反応も治まっていくという仕組みなのです。

 

どうぞ、不安な時には

今、あなたの身の周りにある

心地よいものを

ぐるっと見回して

見つけてみてくださいね。

 

自分がどんなものが好きなのか

どんなものに癒されるのか

自分と仲良くなるための一歩にもなりますよ。

 

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